「外でコーヒーを飲みながらチルアウトしたい」
「アウトドアはいつもしている。そろそろコーヒーを楽しみたい」
アウトドアのコーヒーセットが気になっている人は多いのではないでしょうか。
外で飲むコーヒーは室内で飲むコーヒーとまた一味違います。
それは、カフェや家、オフィスなど室内と森の中という空間の違いによるものですが、
この空間一つで、コーヒーの味わい方も変わってくるものです。
キャンプをしている人をはじめ、普段室内でコーヒーを飲んでいる人も、アウトドア向けのコーヒーデビューをしてみませんか。
アウトドアでコーヒーを入れる4つの方法
まず、そもそもアウトドアでコーヒーを入れる方法です。
コーヒーを入れるときには、インスタントコーヒーやドリップバッグ、ハンドドリップと多様な入れ方がありますね。
アウトドアの場面では、主にハンドドリップ・エスプレッソメーカー・パーコレーター・フレンチプレスの4つの方法となります。
ハンドドリップ
まず、ハンドドリップです。
ハンドドリップは、アウトドアでも室内でも王道のコーヒー抽出方法。
ドリッパーのフィルターにはペーパーや布(ネル)など、中にはフィルター無しのドリッパーもあります。
アウトドアだとペーパーフィルターと轢いた豆をセットして、湯をかけるやり方を取る人が大半です。
また、フィルター要らずのドリップで荷物を減らしたり環境に配慮してもいいですね。
エスプレッソメーカー
エスプレッソメーカーはその名の通り、直火でエスプレッソを抽出します。
カフェで出てくるエスプレッソは電気で高圧をかけて抽出するものに対して、手軽にエスプレッソを楽しめます。
キャンプでカフェラテや濃いコーヒーを飲みたい人におすすめです。
パーコレーター
パーコレーターは、直火でコーヒー粉と水を入れて抽出します。
アウトドアでコーヒーを入れる4つの方法の中でも一番簡単にコーヒーを作れるので、
大人数でコーヒーを飲みたいときや時短でコーヒーを飲みたいときに一つあると便利です。
フレンチプレス
フレンチプレスは、コーヒー粉とお湯を入れて3分ほど浸漬させてコーヒーを入れる方法になります。
ペーパードリップだと焙煎時のコーヒー豆の油分をフィルターがキャッチしてしまうのですが、フレンチプレスは油分も落とすためマイルドな味わいになります。
アウトドア用コーヒーセットの特徴
ここまで、アウトドアでコーヒーを入れる4つの方法をみてきたところで、
アウトドア用のコーヒーセットの特徴をみていきましょう。
ハンドドリップが基本
コーヒーの入れ方は、ハンドドリップが基本になってきます。
ペーパーフィルター付きのセットも多いですが、ペーパーが切れた場合には百均やスーパーで買うことを忘れないようにしましょう。
マグカップとアルコールストーブはセット外が多い
コーヒーセットには、マグとアルコールストーブがセットになっていないことが多いです。
そのため、マグカップとアルコールストーブは、コーヒー用に限らず汎用性が高いので、付いていないと考えられます。
マグカップは屋外なので、保温や保冷の機能が高いものや、アルコールストーブは、キャンプ飯を作ることを考えて購入されてもいいですね。
持ち運ぶバッグの素材はさまざま
コーヒーセットというだけあって、持ち運ぶためにバッグに入っているわけですが、素材はさまざまです。布のものもあれば、頑丈なスチールだったりします。
セットだけあってある程度の重さはありますが、どのセットも取っ手が付いているので、持ち運びのしやすさはどの素材でも変わりません。
コーヒーセットの使い方
次に、コーヒーセットの特徴を踏まえて、コーヒーセットを使うイメージを膨らませてみましょう。
用意するもの
用意するものは以下になります。
コーヒー豆は、スーパーでも売っていますし、お近くに焙煎専門店やカフェがあればそこで購入が可能です。
- コーヒーセット
- ペーパーフィルター(セットに付いていない場合)
- アルコールストーブ(セットに付いていない場合)
- 測り(セットに付いていない場合)
- コーヒー豆
- 飲料水
ハンドドリップのやり方
アウトドア用コーヒーセットの特徴でお伝えした通り、ここではハンドドリップのやり方をご紹介します。
1. お湯を沸かす
まずはお湯を沸かし始めます。
沸かしながら、次の工程に進みましょう。
コーヒーを抽出する時には、温度によって味の出方が大きく異なります。
2. コーヒー豆を挽く
手挽きコーヒーミルで、豆14gを挽きます。
3. ペーパーフィルターをドリッパーにセットする
ペーパーフィルターをドリッパーにセットします。
4. フィルターにお湯をかける
ここでお湯の沸騰を待ち、沸騰したら、ケトルに移し替えます。
ペーパー付きのドリッパーをサーバーにセットして、ペーパーにお湯を満遍なくかけます。
抽出のしやすさを上げるためとサーバーの汚れを落とすためです。
5. コーヒー粉をセットして抽出する
サーバーに落ちたお湯は捨てて、コーヒー粉をドリッパーへ入れます。
ドリッパーを左右に軽く揺り平らな状態にしてください。満遍なくお湯を行き渡らせます。
お湯は1杯の場合、220-250mlをかけます。
まずは蒸らしで20mlを中央から円を描くようにお湯をかけて、20秒待ちましょう。
中央から円を意識して、220-250mlまで2分間ほどかけて入れます。
6. お湯が最後まで落ちたら完成
抽出が終わったらサーバーからマグカップに移して完成です。
お湯の温度が高ければ高いほど、苦い味になります。
また、粉も粒度が細かければ細かいほど、苦い味になるので、お好みで調整してみると、同じ豆でも毎回、いろんな味のコーヒーが楽しめますね。
ハンドドリップのレシピは屋内外共に同じなので、屋内でも試してみてください。
アウトドアでおすすめコーヒーセット7選
・TIMEMOREタイムモア NANO Carry Kit ナノ キャリング キット
引用元:amazon
TIME MOREより、Amazonで人気No.1のアウトドア用のコーヒーセット。
TIME MOREは台湾に本社を構えるオリジナルコーヒー器具ブランド会社になります。
TIME MOREの手挽きミルは、コストパが良く、コーヒー豆の粒度が非常に揃うので、手挽きミルでは必ずおすすめしたい商品です。
ちなみに筆者も、TIME MOREの手挽きミルを愛用しており、粒度の揃ったコーヒーには、えぐみのない美味しいコーヒーを毎日楽しんでます。
キャンプセットのミルも、コンパクトに取っ手が折り畳めるだけでなく、粒度の揃ったコーヒー粉になるので、本格的なアウトドアのコーヒーを飲むにはうってつけです。
・HARIO(ハリオ) V60アウトドアコーヒーフルセット ブラック 日本製 O-VOCF
引用元:amazon
HARIOのコーヒーセットで、注目するべきポイントはドリッパーです。
実は、HARIOV60のドリッパー(プラスチック)は、世界中のバリスタも愛用しており、ペーパードリップを始める人がまずは一つ持っておきたいドリップです。
このキャンプセットにあるHARIOV60は「タフで熱伝導に強いメタル製」。
外だとお湯の温度が下がりやすいので、タフな熱伝導でお湯の温度を保ったまま抽出する状態を作っています。
・HARIO(ハリオ) V60アウトドアコーヒーベーシックセット ブラック 日本製 O-VOCB
引用元:amazon
一つ前に紹介した【HARIO(ハリオ) V60アウトドアコーヒーフルセット ブラック 日本製 O-VOCF】のベーシックセットになります。
フルセットとの違いはコーヒーミルとマグ無し。
コーヒーミルでコーヒー豆を粉砕することが手間だと感じる方は、すでに粉の状態のコーヒーが売っているので、ミル無しで事足ります。
また、キャンプをすでにしている人はマグを持っている人も多いのではないでしょうか。
手軽でちょっと本格的にコーヒーを楽しみたい人におすすめのセットになっています。
・SOTECHプアオーバーコーヒーメーカーセット
SOTECHのキャンプセットは、ケースを机代わりとして使える特徴があります。また測り付きなので、別で測りを買う必要が省け、かさばりません。
色は、ブラックとホワイトの2色から選べます。サイズは縦46x横 26 x 高さ18cmで、他キャンプセットより大きめです。
・POKETLE POKETLE COFFEE KIT FLEEK
引用元:楽天市場
新潟県三条市にある燕三条は、江戸時代より鍛治を生業とする地域です。
そのため、このコーヒーセットは、古き歴史を刻みながら、日本の金属加工の技術を受け継いだ品々が揃っています。
湯沸かし器も付きながら、コンパクトなセット(サイズ:縦150×横290×高さ105mm)です。
さらにドリッパーがボトル専用のため、付属のボトルやお持ちの水筒に直接落とすことで、持ち運んだり、温かいコーヒーを長く飲んだりできます。
・VAN LIFE VIBES WILLOW ポータブルコーヒーセット
引用元:楽天市場
WILLOWより、シンプルなコーヒーセットです。
オリジナルポーチ・エナメルマグカップ×2個・コーヒーミル・ドリッパーが入り。
ポーチには取り外し可能な小物入れが2個入っているので、トラベルポーチとしても使えます。
また、吊り下げフックで置き場のない時には車内に引っ掛けて、場所を取らずに使用可能です。
・WILLOW ハンドドリップコーヒーポータブルセット
引用元:楽天市場
一つ前に紹介した【VAN LIFE VIBES WILLOW ポータブルコーヒーセット】のランタン付きです。
ランタンは、LED照明として使いながらも、紫外線ライトで虫を引きつけて電気ショックで撃退するもの。コーヒーセット購入の際にライトと虫除けの2wayランタンを合わせて購入してみてもいいですね。
※2023.3.3追記 現在ランタンセットは在庫切れになっておりました。
コーヒーセットのお手入れ
最後に、コーヒーセットのお手入れで、コーヒーミルの取り扱いについてです。
コーヒーミルには、豆を挽いた際に出る微粉が残ってしまうので、ブラシで取るようにしましょう。
粉が残っていると、別の豆を挽いた時に混ざってしまいかねません。そうすると味に差が出てしまうので、定期的にブラシで掃除をしてくださいね。
まとめ
今回は、アウトドアでおすすめのコーヒーセット7選をご紹介しました。
コーヒーセットの特徴を踏まえて、それぞれのコーヒーセットに何が入っていて、どんな風に外でコーヒーを入れたいのか想像を膨らませながら、選んでみてください!