【JHQマルチグリドルがおすすめ】焚き火もOK!人気の丸型鉄板でキャンプ飯を思い切り楽しむ使い方!【人気レシピ:ペッパーランチの調理レビューも有り】

近頃、キャンプ飯を存分に楽しみたいグルメ派キャンパーの間で、噂になっている調理器具をご存知でしょうか。
その名も「マルチグリドル」。JHQが販売する、使い勝手のよい丸型鉄板です。

今回はこの「JHQマルチグリドル」を実際にキャンプ場に持ち出し、いろいろな料理をつくって楽しんでみました。
結論からいいます!

「JHQマルチグリドル」は、お料理好きなキャンパーであれば、絶対に1枚は持っておいたほうがよい新たな調理器具です。

この記事では、マルチグリドルの魅力をあますところなくご紹介しますので、グルメ派キャンパーだけでなく、キャンプで料理を試したい方はどうぞ最後までお付き合いください。

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目次

噂の丸型鉄板マルチグリドルがもたらす5つの「楽チン」

「マルチグリドル」とは、JHQが開発したアルミ合金製の丸型鉄板で、表面に特殊加工が施された新しい調理具です。
これまで、キャンプで使用する「万能調理具」といえば、ダッチオーブンやスキレットがその座を占めていましたが、決して初心者が使いやすい調理器具とはいえませんでした。

しかし、マルチグリドルはその特殊加工のおかげで取り扱いが抜群に手軽となり、なれない初心者でも圧倒的に「楽チン」に調理できる特徴を持っているのです。

そこでまずは、噂の丸型鉄板マルチグリドルがもたらす5つの「楽チン」ポイントを解説します。

熱源を選ばないので「楽チン」

JHQマルチグリドルは、熱源を選びません。

パッケージにしっかりと明記されているように、IHコンロにも対応しているため、キャンプ場だけでなく自宅のキッチンやダイニングのテーブル上でも使うことができます。
上の写真をみれば、しっかりと通電されているのがおわかりでしょう。

出典:Amazon

JHQマルチグリドルは、中央に向かってゆるやかにくぼんだ形状をしています。

しかし、裏側は平らになっているので、IHヒーターでも不安定なところがなく安心して使用できるのです。

さらに、裏側に4つのスリットが切られているため、カセットコンロやガス台の五徳(ゴトク)に置いた場合でも、ズレることなく調理に専念できます。

当然、焚き火台の網やスタンドの上に置く場合でも、不安定なところは一切ありません。
JHQマルチグリドルは、キャンプから自宅まで、あらゆる場所、あらゆる調理器具で熱源を選ばず使えるために、「楽チン」に調理を楽しむことができるのです。

軽くかさばらずに持ち運びも「楽チン」

JHQマルチグリドルは、まるで超有名アメリカンヒーローの盾のような直径約30cmほどの大きな鉄板ですが、その外見に似合わず重量は約1kgしかありません。

この通り、指1本で軽々ぶらさげることができます。
これがスキレットのような鋳鉄製であれば、このサイズなら何キロにもなってしまうでしょう。

しかし、JHQマルチグリドルの本体はアルミ合金製ですから、このサイズでもこれだけの軽量性を実現しています。
また、JHQマルチグリドルにはフチなどもないため、調理器具としてはごく薄型の部類に入りますので、持ち運びの際もしまっておく場合でもかさばらず、取り回しが「楽チン」です。

表面加工が強力で「楽チン」

出典:Amazon

JHQマルチグリドルは、特殊な「イノーブルコーティング加工」がされています。
これは、通常のテフロン加工などと比べるとはるかに強力な加工方法です。

約100万回の摩耗テストにも合格するほど耐久性にすぐれており、それだけでなくPFOA(人体に有害とされる環境汚染物質)の分析調査でも、「検出なし」の結果を取得しています。

コーティングの頑丈さはこのとおり。
JHQマルチグリドルで焼いたステーキを直接鉄板上でナイフで切りましたが、表面が傷つく様子はまるっきりありませんでした。

おまけにこの強力なコーティングがされていることで、錆びることもありませんし、シーズニングの必要もなく、気軽に使える分「楽チン」ですね。

焦げ付かずお手入れも「楽チン」

頑丈なイノーブルコーティング加工は、単に傷がつかないというだけではありません。
素材が焦げ付かないという点でも、テフロン加工やフッ素加工をはるかに上回る性能を持っています。

焦げ付きやすい食材を調理するときでも、油を敷く必要はありません。
それだけでなく、ショウユやソースが焦げた場合でも、かんたんに汚れを取ることができます。

たとえば、こちらは鉄板上に直接ソースをかけ、しっかりと焦げ付いてしまったJHQマルチグリドルです。
パッとみた印象では、流し台でしっかりと金タワシなどでゴシゴシこすり、洗剤で脂分を分解しなければ落ちなさそうですよね。

しかし、まずはかわいたクッキングペーパーで少し力を入れて全体をこすります。

するとこのとおり。
ほとんどの焦げ付いた汚れが、これだけで落とせました。

さらに、ウェットティッシュで全体を拭き上げてみましょう。

水や洗剤を使用しなくても、これだけでもう一度使えるレベルにしっかりときれいになりました。
これであれば、キャンプ中は洗い場など使用せず、自宅に帰ってから洗うだけで十分だと思いませんか。
どんなに焦げ付いても、拭くだけでお手入れが完了するのは、なんといっても「楽チン」です。

1度に複数の料理ができて「楽チン」

JHQマルチグリドルは中央がくぼんだ直径33cmの丸型鉄板です。その有効面積は、通常のフライパンの比ではありません。
そのため、複数の料理をいっぺんにつくることができます。

画像のように、複数の料理をいっぺんにつくってしまえば、時間の短縮にもなっていそがしい朝などは段取りが「楽チン」ですね。

しかも、JHQマルチグリドルはその形状を利用して約1Lの水を入れることもできます。

また、フチに1ヶ所水切り用のスリットが切られています。

これをうまく利用すれば、煮物や、油を張っての揚げ物などもできますので、「焼く」だけでなく「炒める」「煮る」「揚げる」など、さまざまな調理方法にも対応していますので、調理の幅を広げることができて、キャンプ飯を「楽チン」に楽しませてくれるでしょう。

3つのJHQマルチグリドル

JHQでは、ひとくちに「マルチグリドル」といっても、サイズやタイプ別に3種類のモデルが販売されています。
ここでは、3つのマルチグリドルに関してかんたんにご紹介します。

フラットタイプ33cm

出典:株式会社ジェイエイチキュー公式サイト

本記事でも紹介している、もっとも基本的な製品です。

  • サイズ:直径33cm(ハンドル込み全長40cm)
  • 厚さ:約4mm
  • 深さ:約2cm
  • 重量:約1kg
  • 材質:アルミニウム合金
  • 付属品:シリコンミトン(赤2個)

フラットタイプ19cm

出典:株式会社ジェイエイチキュー公式サイト

33cmモデルと同様、イノーブルコーティングがほどこされて、シーズニング不要で焦げ付かない小型タイプです。
ソロキャンプなどでは使用しやすい直径19cmのコンパクトサイズですが、マルチグリドルの特性上フチはありませんので炒めものなどの場合は素材がこぼれやすいかもしれません。

また、19cmタイプはIHには対応していないため、徒歩キャンパーなどで可能な限り荷物を減らしたい人以外にはおすすめとは言い難い製品です。

  • サイズ:直径19cm(ハンドル込み全長21.5cm)
  • 厚さ:約4mm
  • 深さ:約1.5cm
  • 重量:約330g
  • 材質:アルミニウム合金
  • 付属品:シリコンミトン(グレー1個)、収納袋

 

ディープタイプ深型29cm

出典:株式会社ジェイエイチキュー公式サイト

JHQマルチグリドル33cmの特徴そのままに、1サイズ小さく、1サイズ深くした深型ディープモデルです。
裏側の溝が12本に増えているため、さまざまな形のゴトク形状に対応できます。

また、深型になった分煮物や揚げ物はさらにやりやすくなり、調理の幅がさらに広がりました。
加えて、ディープタイプは木製グリップやコルク製の鍋敷き、頑丈で軽い収納ケースが付属していますので、キャンプに持っていくには雰囲気含めて抜群の製品です。

ただし、こちらの製品はJHQマルチグリドルの中では最新のモデルとなり、現在は公式サイトも含めて各通販サイトなどでも品切れ状態が続き、2023年4月現在かなりの入手困難品となっています。

  • サイズ:直径29cm(ハンドル込み全長35cm)、高さ6cm(持ち手含む)
  • 厚さ:約4mm
  • 深さ:約4cm
  • 重量:約720g
  • 材質:アルミニウム合金
  • 付属品:木製グリップ、鍋敷き、収納ケース

JHQマルチグリドル使用時の注意点

一見万能に思えるJHQマルチグリドルですが、当然ながらいくつかのデメリットもありますし、使用の際は気をつけなければならない点があります。
そこで、この章ではJHQマルチグリドルの使用時に注意しなければならない、いくつかのポイントについて解説します。

ヤケドに注意

どれだけ便利なJHQマルチグリドルだとはいっても、結局は1枚の鉄板(アルミ製ですが)です。
そのため、使用時は本体全体が熱くなってしまいます。

ハンドル部にかぶせて使うシリコン製のグリップは付属していますが、焚き火などで使用する場合にはずっとつけっぱなしにしておくわけにもいかないでしょう。

そのため、特に焚き火で使用する場合などは、グローブとトングは必須でしょう。
今回のキャンプで実際に焚き火調理をした場合でも、移動の際にグリップを取り出すよりも、グローブをして取り扱ったほうが、片手で持ち上げることもできて便利でした。

火の強さに注意

付属の説明書にも書かれていますが、JHQマルチグリドルはアルミ合金のため、あまりに高温での調理には向いていません。

これはアルミ製ダッチオーブンなどでも同様ですが、鋳鉄製とちがいアルミ製調理器具の場合は、空焚き状態で高温にさらし続けると、最悪の場合本体が溶けてしまう可能性すらあります。

もともと熱伝導率のよいJHQマルチグリドルは、強火よりも弱火から中火あたりで利用するほうが向いています。
焚き火で調理する場合なども、炎が立ち上っている状態よりも、少し炎が落ち着いておき火のようになった状態で調理するようにしましょう。

カセットコンロでの使用時は注意

カセットコンロで大きな鍋や鉄板を利用して調理する場合には、輻射熱の問題を考えなければなりません。
輻射熱とは、炎によって熱せられた調理器具の下部が熱を持ち、その熱が下部に向かって放出される現象のことです。

この輻射熱が強くなると、テーブルが焦げてしまったり、最悪の場合カセットボンベが熱膨張を起こして爆発してしまったりする可能性すらあります。

JHQマルチグリドルの場合も鋳鉄製の製品ほどではありませんが、面積の広い大きな底面を持っているため、特に小さなカセットコンロを利用する場合は十分に注意しましょう。

上の写真はイワタニのタフまるJr.ですが、完全にボンベがJHQマルチグリドルの下に入ってしまっているのがおわかりになるかと思います。

このようなタイプのカセットコンロを利用する際には、長時間火にかけ続けることを避け、時折ボンベの温度をみるなどするようにしてください。

マルチグリドルの調理レビュー【レシピのご紹介】

では、実際にJHQマルチグリドルを使用した調理の様子をご紹介します。
今回試した料理は、次の4種類のレシピです。

  • カマンベールチーズのアヒージョとペペロンチーノ
  • ペッパーランチ風ビーフガーリックライス
  • ステーキ
  • アメリカンブレックファーストプレート

なお、熱源はいろいろなシーンを想定して、いくつかの方法で試しています。

カマンベールチーズのアヒージョとペペロンチーノ

出典:株式会社ジェイエイチキュー公式サイト

まず試したのは、JHQの公式サイトでも紹介されているカマンベールチーズのアヒージョです。
さらに、アヒージョを食べ終わったあとの油を使って、ペペロンチーノをつくってみましょう。
用意した食材はこちらです。

  • カマンベールチーズ
  • 好みの野菜やシーフード
  • ベーコンブロック
  • きざみにんにく(生のにんにくやにんにくチューブでもOK)
  • コショウ
  • オリーブオイル
  • フランスパン
  • 乾燥パセリ
  • パスタ
  • 鷹の爪カット


まずは別の鍋でパスタをゆでました。
なお、この料理に関しては自宅でIHヒーターを利用してつくっています。

これに関しては、あらかじめ自宅でゆでておいてジッパー付きビニール袋などに入れて持っていってもよいかもしれませんね。
ちなみに、この段階ではかなりかためのゆで具合のほうが、あとあとおいしくできあがりますよ。

放射状に6つに切ったカマンベールチーズを中央に置き、その周囲にお好みのシーフードや野菜を並べます。
今回は、たまたまスーパーでみかけた冷凍のアヒージョセットを利用しましたが、おすすめの食材はエビやアサリ、プチトマトやマッシュルームなどですね。

さらに、少し大きめに切ったベーコンを散らしたあと、上からオリーブオイルを食材が少しだけつかる程度の量回しかけます。
さらに、お好みに合わせて塩コショウをして味を整えてください。

ちなみに、今回利用したオリーブオイルの量はこのぐらいです。228gの新しいオリーブオイルが約1/4ほど減りましたので、実質60~70gぐらいでしょうか。

このあとペペロンチーノをつくるということと、キャンプ場ではできる限り余分な油を使いたくないという意識もあって、比較的アヒージョとしては控えめの量としています。

それでも十分に調理できましたので、あまりヒタヒタにする必要はないでしょう。

加熱中にJHQマルチグリドルの周囲に空いたスペースには、好みのサイズに切ったフランスパンを並べ温めましょう。
少しオイルにつかって端の方がフヤフヤになりますが、それはそれでおいしかったです。

カマンベールチーズに熱が入って、トロトロにとろけはじめたら食べごろです。

あとは好きなように食べましょう。
パンの上にトロトロのチーズを乗せ、エビなどと一緒にほおばれば、カンペキなおいしさです。
ただし、ヤケドにだけはご注意くださいね。

さて、アヒージョを全部食べ終わったら、次はペペロンチーノを味わいます。
どうしても溶けたチーズが油の中に残ってしまいますので、それがイヤな方はアヒージョの時にチーズは入れないほうがいいかもしれません。

残った油の中に、にんにくのみじん切りと鷹の爪のカットを適量入れます。
この時、油の温度がまだ高いままだとあっという間ににんにくと鷹の爪が焦げてしまいますので、一旦油の温度が下がってから次の調理をはじめるようにしましょう。

JHQマルチグリドルを火にかけて、弱火で温度を上げていきます。
にんにくが少し色づきはじめ、いいニオイが立ちあがってきたら、適度なサイズに切ったベーコンを追加してさらに加熱しましょう。

ベーコンに火が入った段階で、あらかじめゆでておいたパスタを投入します。

パスタをほぐしながら油をなじませ、塩コショウで味を整えて全体がなじんだらできあがり。

こちらができあがりのペペロンチーノです。
アヒージョからの一連の流れで、塩コショウの量は調整すべきですが、このときは少し控えめな量にしたため、ベーコンの塩分がちょうどいい感じでおいしいペペロンチーノができました。

こちらの料理に関しては、ソロキャンプというよりも、グループでちょっとしたパーティ料理のように楽しむのがいいかもしれませんね。

ペッパーランチ風ビーフガーリックライス

つづいては、JHQマルチグリドルのよさがカンペキに活かせる、ペッパーランチ風のビーフガーリックライスをつくってみましょう。
用意した料理は次の通りです。

今回は、あえて手軽さを意識して、包丁なども使わずかんたんにつくれる加工素材を用意してみました。

  • パックご飯
  • 牛肉(薄切り肉や切落し)
  • コーン
  • カットネギ
  • ガーリックバターソース
  • 焼肉のタレ
  • 粗挽きコショウ
  • 乾燥パセリ
  • ジッパー付きビニール袋

パックご飯は、当然キャンプ場で炊いたご飯でもOKです。

また、ガーリックバターソースがなければ、バターとチューブにんにくでも構いませんし、わざわざ新しく焼肉のタレを用意しなくても、ショウユと酒、みりんなどを合わせて代用しても問題ありません。

この料理自体が豪快に楽しみたい料理ですので、こまかいことにはこだわらずに楽しんでつくりましょう。

まず、調理をはじめる前にジッパー付きビニール袋に牛肉と焼肉のタレを少し入れて、20~30分ほどつけておきます。
事前に自宅でつけておくと、少々味が入りすぎるとは思いますので、調理をはじめる少し前に用意するようにしましょう。

JHQマルチグリドルの中央部を少しあけて、周囲につけこんだ肉を輪のように並べます。
なお、この段階ではJHQマルチグリドルを焚き火にはかけず、ガスコンロの上で弱火にかけていますが、これからいろいろな食材を並べていくにあたって、焚き火上では熱すぎて作業ができないため、この方法を取りました。

広げた肉の輪の中央に、パックご飯をそのままあけます。

さらにその上にコーン、刻みネギを重ね、粗挽きコショウを好みの量ふりましょう。
この段階がもっとも絵的に映えますね。

すべての材料をのせおわったら、せっかくですから焚き火にかけて調理していきましょう。
とはいっても、おき火のような火力のあまり強くない状態になっていることを確認してください。

肉汁と肉にからまった焼肉のタレが流れていき、温度が上がればパックご飯もかんたんにほぐれるようになります。
あらかたパックご飯がほぐれたら、ご飯の上にガーリックバターソースをお好みの量回しかけてください。

あとは、ひたすら混ぜ続けます。
ご飯のダマが消え、肉に火がとおって全体がなじんできたらとりあえずOK。

焼肉のタレを適量回しかけてください。
このとき、あまりいっぺんにかけすぎるとしょっぱくなってしまいますので、味をみながら量を調節するように注意しましょう。

焼肉のタレを回しかけて全体になじませたら、あとはあまりいじらずに放っておくと、いい感じにオコゲもできます。
このオコゲがまたおいしいですよ。

適当に汁気がとび、全体が混ざったらできあがりです。
火にかけておく時間は、オコゲの量を好みによって調節してください。
すぐに火から降ろさず、火にかけたまま取り分けて食べるようにすれば、あとになるにつれオコゲができてくるのでおすすめです。

できあがったビーフガーリックライスは、シェラカップにでもよそって食べれば、豪華なキャンプ飯らしくて雰囲気も抜群ですよ。

ビーフステーキ

夜のキャンプ飯としては定番中の定番であるステーキも、JHQマルチグリドルの得意料理です。

表面につけられた切り株のような模様が、ステーキを焼くときにいい味を出してくれます。

まずは、焚き火にJHQマルチグリドルをそのままかけます。
火加減は中火程度でしょうか。おき火よりは少し強めといった感じに調整しました。
このとき、油などは一切必要ありません。

ただし、先述したとおりJHQマルチグリドルの空焚きは厳禁ですので、長時間なにもせずかけ続けておくのだけは注意しましょう。

JHQマルチグリドルが十分に温まったら、塩コショウをふったステーキ肉(今回は牛もも肉を使用)をおきます。

片側が焼けたら、ひっくり返してもう片面も焼いていきます。
鉄板が焦げ付いたとしても心配なし。あとでかんたんに落とせますからね。
真っ平らの鉄板と比べると、焼き目もいい感じです。

ステーキが焼き上がったら、豪快に鉄板のままナイフで切って食べましょう。
こんな豪快な食べ方ができるのも、丈夫な表面コートが施されたJHQマルチグリドルの魅力ですね。

アメリカンブレックファーストプレート

翌朝はアメリカンブレックファーストをつくってみました。
用意したメニューは次のとおりです。

  • ソーセージエッグマフィン(マフィン、丸形ソーセージ、玉子)
  • カリカリベーコン(薄切りベーコン、できれば蒸していないもの)
  • ハッシュドポテト(冷凍のものでOK)
  • お好みの野菜(レタスなど)

「アメリカン」ブレックファーストといいながら、マフィンは「イングリッシュマフィン」というとおり本来イギリスのものですが、そのあたりはご愛嬌。
とにかく、忙しい朝でも複数の料理をいっぺんにつくれるのはうれしいですね。

今回は忙しい朝ということも踏まえて、焚き火の炎ではなくガスバーナーを利用しました。

JHQマルチグリドルをプレヒートしたら、マフィン、丸形ソーセージ、薄切りベーコン、ハッシュドポテトを並べていきます。

中央部にベーコンやソーセージの油が溜まっていきますので、その油でいい感じにハッシュドポテトを炒める感じにしていきましょう。

カリカリベーコンを作る場合、ペーパーなどでていねいに油をとりのぞいていくのがポイントですが、JHQマルチグリドルは中央に油が流れていくため、蒸したりゆでたりしていないプレーンなベーコンを使えば、じっくりと焼いているだけでカンペキなカリカリベーコンができあがります。

全体に火が通ったら、ハッシュドポテトを脇にどけて、ベーコンとソーセージの油がたまった中央部で目玉焼きをつくりましょう。

JHQマルチグリドルの場合は、油を使わなくても焦げ付かずに目玉焼きが作れますが、ベーコン油をまとった玉子はまたおいしいものです。

最後に、マフィンをつくり、レタスやトマトなどお好みの野菜を添えれば、カンペキなアメリカンブレックファーストプレートのできあがりです。

はじめて使ったJHQマルチグリドルでしたが、短時間でこれだけの料理がつくれたのはホントに楽チンでしたし、とくかくおいしい朝食でした。

もちろん、スクランブルエッグもこのとおりかんたんです。
カリカリベーコン、ソーセージ、マフィン、目玉焼きを一度に調理できるのは、33cmの直径をもったJHQマルチグリドルならではですね。

ちなみに「アメリカンブレックファースト」とは、ポテトにハムにソーセージ、ヨーグルトにコーヒーに、たくさんのパンがついた朝食らしいですが、今回は「なんちゃってアメリカンブレックファースト」です。そもそも、マフィンはイギリスのものですしね。

しかし、そこは気楽なキャンプ飯。「かんたんでおいしければよし」としてください。
かんたんでおいしかったことは、胸を張ってお伝えしておきます。

今回調理をしたレシピを参考に、ぜひあなたもマルチグリドルのキャンプ飯を作ってみてくださいね。

あると便利なおすすめのマルチグリドル用オプション

今回JHQマルチグリドルを使ってみて、ほんとに便利だなと感じました。
しかし、JHQマルチグリドルを便利に使うには、いくつか用意しておいたほうが便利なオプションもありますので、ここでご紹介しておきます。

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JHQ|マルチグリドル専用ケース

出典:Amazon

ディープタイプのJHQマルチグリドルには専用ケースが付属していますが、フラットタイプにはケースがついていません。
そこで、同社から発売されている33cm専用ケースを一緒に購入しておくと、持ち運びも楽チンですね。
マルチグリドルの特殊な形状にぴったり合わせてつくられており、厚みのある生地で鉄板を傷つけることなく持ち運びできるのは、専用品のよさでしょう。

JP-SAKURA|マルチグリドル取っ手カバー

出典:Amazon

JHQマルチグリドルのフラットタイプ33cmには、赤いシリコン製の取手が付属しています。
しかし、正直いってせっかく自然に囲まれたキャンプ場で使うには、今ひとつデザイン的に微妙ですよね。
そこで、こちらのJHQ対応品でもある木製取っ手カバーをおすすめします。

JHQマルチグリドルに対応した取っ手カバーは、いろんなメーカーからさまざまな形状のものが発売されていますので、好みにあった形状のものを選んでみるのもよいですね。

フォレスタブル|ポットスタンド

JHQマルチグリドルの隠れたメリットは、火からおろしてそのままお皿としてテーブルに出しても、食べやすく見た目もうつくしいところにあります。

出典:株式会社ジェイエイチキュー公式サイト

しかし、火からおろしたばかりのJHQマルチグリドルをテーブルの上に直接置いてしまえば、素材によっては焦げたり溶けたりしてしまうかもしれません。
そんな時は、鍋敷きを用意しておくとよいでしょう。

出典:Amazon

出典:Amazon

ここで紹介するFORESTABLR(フォレスタブル)のポットスタンドは、2本の天然木を組み合わせる形の鍋敷きですので、使わない時はコンパクトにしまっておくことができます。
これ以外にも、木製、鉄製など素材や形状などさまざまなものが発売されていますので、お好みの鍋敷きを見つけてみてください。

 

上記の他にも五徳などの便利アクセサリーがありますので、是非チェックしてみてください。
JHQのマルチグリドル対応のアクセサリー特集も近日中に公開予定です!

まとめ

近頃、グルメ派キャンパーの間で噂の万能丸型鉄板、JHQマルチグリドルの魅力をご紹介いたしました。
合わせて、JHQマルチグリドルを使用したキャンプ飯のレシピをご紹介しましたので、もしもお気に入りのメニューがあれば、ぜひお試しください。

JHQマルチグリドルは、ソロやデュオのキャンプで思う存分調理を楽しむのであれば、その取り回しのしやすさも含めて、実におすすめの調理器具です。

個人的な話にはなりますが、これまで筆者は鋳鉄製のダッチオーブンとスキレット至上主義だったのですが、今回このJHQマルチグリドルを使ってみて、かなり気持ちが揺れ動いてしまいました。

JHQマルチグリドルをまだ未体験のキャンパーさんは、ぜひ一度この魅力を体験してみてください。

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この記事を書いた人

多数のジャンル案件を手掛けるWebライター。

趣味のソロキャンプを活かしたアウトドア案件は特に得意とし、取材を兼ねた愛車のジムニーJA-11改でキャンプ場ワーケーションに出かけることも多い。

元飲食店主の経歴もあるためキャンプ飯にはこだわりたいタイプ。

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