【2023年最新おすすめは首振り】最強のストーブファン 人気の「HL-300A1」はキャンプでも自宅でも便利に使える

薪ストーブや石油ストーブは、キャンプでも自宅でも使えるすぐれた暖房器具です。
しかし、これらの暖房器具は同時に「熱を効率よく空間に回すことができない」というデメリットを持っています。
このデメリットを解消するためのお役立ちグッズが、「ストーブファン」です。

ストーブファンの詳細な説明やおすすめの製品については、以前当サイトでもご紹介いたしました。

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今回は、その記事でもランキング1位でご紹介した最強のストーブファン、【OUTLIA】の「HL-300A1」の商品レビューをお送りします。

冬キャンプやご自宅で、効率よい暖房効果を得たい方は、どうぞご参考としてください。

目次

ストーブファンの「最強」とは何なのか?

ランキング1位にも輝いた【OUTLIA】の「HL-300A1」は、数あるストーブファンの中でも「最強のストーブファン」といえる存在です。でも、「最強のストーブファン」とはどんなストーブファンなのでしょう。

この問いに答えるために、まずはストーブファンの基本を確認します。

ストーブファンの原理

出典:ストーブファンのおすすめ【厳選】ランキング16選!!首振り機能があるもので日本製はどれ?/8A GARAGE【Sotopia】

ストーブファンとは、「ゼーベック効果(熱伝導効果)」という原理を利用して、電源などを必要とせずにストーブの「熱」を利用して稼働するファンのことを指しています。

ストーブの上にストーブファンを設置すると、ストーブが発する熱を利用してファンが回り始め、周囲に温風を届けるのです。

ストーブファンのメリット

出典:Amazon

ストーブファンを利用すれば、室内やテント内の空気をかき回してくれますので、すぐに空間が暖まります。
さらに、離れた場所にも暖かい空気が届きやすくなるため、暖房効果が高まり、結果的に燃料代の節約にもつながるのです。

また、ストーブファンは別名を「エコファン」とも呼ばれているように、特別な電源を使用しないため、キャンパーにとってはうれしい、「地球にやさしいエコな暖房補助器具」ともいえます。

ストーブファンに必要な機能性

では、なぜ「HL-300A1」が「最高のストーブファン」と呼ばれているのでしょう。
それは、ストーブファンに求められる機能性を考えてみるとわかるはずです。

頑丈さ

出典:Amazon

ストーブファンは、自宅だけでなく、キャンプなどのアウトドアでの使用も想定されているため、なによりも頑丈さが求められます。

「HL-300A1」は家庭用に開発されたストーブファンではなく、外での使用も想定されているため、シンプルなつくりをしていて金属製ボディの頑丈さも申し分ありません。

 

稼働温度

ストーブファンの購入を考える際は、稼働温度を考えなければなりません。
稼働温度とは、そのストーブファンが使用可能な温度帯を指しています。例えば、製品によってはあまりに高温な状況では、モーターが焼ききれてしまうなど、正常に使用できない可能性もあるのです。

「HL-300A1」の稼働温度帯は「50〜345℃」と幅広く、あらゆるタフな条件下でも万全の性能を発揮してくれます。

静音性

静かな大自然の中で響く音は、想像以上に気になってしまうものです。
どれだけ便利なストーブファンでも、ファンの回る音が大きかったり、耳障りな音がしたりしては台無しですよね。

その点「HL-300A1」は、つくりがしっかりしている分余計な「コスれ」などもないため、稼働音はほとんどしません。
薪ストーブであれば、薪が燃える「パチパチ」とした音の方が大きいくらいです。

価格

当然ながら価格面も外せない条件ですが、ただ安ければよいというモノではないのが、こうした製品の難しいところです。
「HL-300A1」は、販売価格が8,900円(2023年3月現在)と、ストーブファンの中では決して安い金額ではありません。

しかし、実際にかつて筆者が使用していた5,000円もしない安価な外国製ノーブランドのストーブファンが、1シーズンも使用しないうちになぜか動かなくなってしまったということがありました。

そうした点を考えても、「HL-300A1」を販売するブランド【OUTLIA】は、日本の北海道に居を構えるメーカーですので、値段なりの信頼性はあるでしょう。

首振り機能

ストーブファンでテント内や室内のすみずみまで温風を届けたい場合、重要となってくるのが「首振り機能」です。
「HL-300A1」はそんな便利な首振り機能をしっかり搭載しており、より効果的な室内熱効率が期待できます。

なお、前項で「HL-300A1は安くはない」とご紹介しましたが、実は首振り機能を搭載したストーブファンは、1万円以上する製品も少なくありません。

そういう意味でも、首振り機能を兼ね備えた上、信頼できる国産ブランドのストーブファンが1万円以内で手に入る「HL-300A1」は、やはり「最強のストーブファン」といえるのではないでしょうか。

おすすめの最強ストーブファン「HL-300A1」レビュー

出典:Amazon

それでは、ストーブファンに求められるさまざまな機能性を網羅した、まさに最強のストーブファン【OUTLIA(アウトリア)】の熱式首振りストーブファン「HL-300A1」についてさらに詳しくご紹介してまいります。

OUTLIA(アウトリア)熱式首振りストーブファン「HL-300A1」

「HL-300A1」は、北海道のアウトドアブランド【OUTLIA(アウトリア)】が販売する、熱式首振りストーブファンです。
詳細データは次の通り。

  • サイズ:幅18×奥行10.5×高さ21.9cm
  • 重量:715g
  • 価格:8,900円
  • 稼働温度帯:50〜345℃
  • 素材:金属、アルミニウム
  • 騒音レベル:25dB

「HL-300A1」の内容物。

ダンボール製の箱の中に入っているのは、本体と二つ折りのユーザーマニュアルだけです。

ユーザーマニュアル表。

ユーザーマニュアル裏。

本体正面。

本体裏側。
少しだけ配線が見えます。

本体上部。
細いワイヤー製のハンドルがついています。

本体下部。

本体中央でカバーに包まれた動力部。

4枚のファンは、動力部に直結しています。

動力部の上部に、首振り機能のスイッチがついています。

自宅の灯油ストーブで使ってみた

では、実際に「HL-300A1」を使ってみましょう。
今回は、自宅で使用してみました。

寝室としているフローリングの6畳間のスミに灯油ストーブ(アルパカストーブ)を設置しました。

ストーブから約160cm離れた位置に温度計をセット。

スタート時の温度は、約18℃です。

まずはアルパカストーブに点火します。

ユーザーマニュアルに沿って「HL-300A1」を設置します。
とはいっても、ただ単にストーブの天面に置くだけです。
ストーブファン天面のハンドルは引き出した状態にしておいたほうが、ケトルや鍋などをかける際に移動しやすくてよいでしょう。

しっかりと燃焼を続けるストーブの上に「HL-300A1」を設置して約1~2分すると、ファンが静かに回転を始めました。
このとき、首振り機能をONにしておけば、自動的に首振りも始めてくれます。

首振り機能ONで使用している様子です。

ストーブファンが回りはじめて約1分後、温度計は20℃弱を指していました。

3分ほどすると、室温はちょうど20℃ぐらいに。

さらに熱効率が上がるように、ストーブ後方にウインドスクリーンを設置してみました。

すると、10分後には室温22℃ほどになりました。
このぐらいになると、実際に室内でストーブの前にいると、やや汗ばむ気がしますね。

15分後。
温度の上昇も少なくなってきましたので、このへんで実験も終了しましょうか。

実際に室内にいた体感としては、エアコンの温風を直接浴びているほどではないものの、時折やさしい温風が肌をなでてくれるといった感じです。

ちなみに、ストーブを消す前(17分41秒時点)に部屋の対角にあるカーテンレールの上に温度計を置いて、あらためて温度を測ってみました。
暖かい空気は上昇するという性質を持っているのも合わせ、この短時間でもストーブからもっとも離れた位置の温度まで約25℃周辺まで上昇したのは、やはり「HL-300A1」を利用した効果でしょう。

使用の際の注意点

このように、実際に【OUTLIA(アウトリア)】の熱式首振りストーブファン「HL-300A1」を使用した様子をレビューいたしました。

撮影した日はすでに3月後半ということもあり、外気温が厳寒ということもありませんので、そこまで大きな違いを感じることはできませんでしたが、それでもアルパカストーブを単体で使用するよりは、はるかに部屋中が暖かくなるのは実感できました。

そんな便利なストーブファン「HL-300A1」ですが、使用に際してはいくつかの注意点もありますので、ここでご紹介しておきます。

まず、使用中でもハンドル部分は素手でさわることができましたが、それ以外の部分はとてもさわることはできませんでした。

特にストーブと接している底面は、ストーブからおろしてもしばらくは熱くてとてもさわれませんので、ヤケドには十分注意してください。

特に、お子さんやペットがいる場合には要注意です。

また、アルパカストーブ用のゴトクの上に置いた場合でも、動きはじめるまでに少し時間はかかったもののしっかりとファンは回りました。
ただし、通常時よりはややファンの回る速度が遅いように感じます。

さらにゴトクの上にピザ用のユニットを置き、その上に「HL-300A1」を設置してみたところ、5分経っても回りはじめることはありませんでした。
ユーザーマニュアルにも、「天面温度が50℃に満たない『熱保護中間層』を持った薪ストーブなどでは使えない」という記述があります。

そのため、画像のような燃焼部の上にピザ窯スペースを備えたような薪ストーブでは、うまく利用できないことが予想されます。

出典:Amazon

また、当然ではありますが天面がフラットでないストーブでは利用できませんので、ご購入の際はご注意ください。

まとめ

特別な電源などを使用せず、灯油ストーブや薪ストーブの熱を隅々まで届けることのできるストーブファンについてご紹介しました。

特に、【OUTLIA(アウトリア)】が販売する熱式首振りストーブファン「HL-300A1」は、まさに「最強のストーブファン」の名に恥じない、首振り機能まで搭載したスグレモノのストーブファンです。

ぜひとも次のシーズンは、ストーブと合わせて「HL-300A1」を準備して、暖かく快適な冬キャンプを楽しんでください。

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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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