広告運用の用語集
Glossary
代行会社との打ち合わせや、レポートに出てくる言葉を、発注する側の担当者に向けてまとめました。84語を、できるだけやさしい言葉で説明しています。
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16 TERMS指標
CPACost Per Acquisition / シーピーエー#
成果1件を得るためにかかった広告費です。広告費 ÷ 成果の件数で計算します。注文や問い合わせなど、何を成果とするかを先に決めてから使います。
限界CPAげんかいシーピーエー#
成果1件に使える広告費の上限です。1件あたりの粗利と同じ額で、これを超えると売るほど赤字になります。リピートがある商材では、購入回数も掛けて考えます。
目標CPAもくひょうシーピーエー#
利益を残しながら広告を続けるための、CPAの目安です。限界CPAから、残したい利益の分を引いて決めます。自動入札の設定項目の名前としても使われます。
CPCCost Per Click / シーピーシー#
広告が1回クリックされるたびにかかる費用です。クリック単価とも呼びます。業種、地域、時期、競合の数によって大きく変わります。
CPMCost Per Mille / シーピーエム#
広告が1,000回表示されるたびにかかる費用です。SNS広告やディスプレイ広告で、配信の効率を見るときによく使います。
CTRClick Through Rate / シーティーアール#
広告が表示された回数のうち、クリックされた割合です。クリック数 ÷ 表示回数で計算します。広告文や画像が、見た人の関心に合っているかを測る目安になります。
CVRConversion Rate / シーブイアール#
広告をクリックした人のうち、注文や問い合わせに至った割合です。コンバージョン率とも呼びます。広告そのものより、クリックした先のページの出来に左右されます。
ROASReturn On Advertising Spend / ロアス#
広告費に対する売上の割合です。売上 ÷ 広告費 × 100 で計算します。売上で見る指標なので、利益が出ているかどうかは、原価を合わせて確認する必要があります。
ROIReturn On Investment / アールオーアイ#
投じた費用に対して、どれだけ利益が出たかの割合です。利益 ÷ 広告費 × 100 で計算します。ROASが売上で見るのに対して、ROIは利益で見ます。
LTVLife Time Value / エルティーブイ#
1人のお客様が、取引を始めてから終わるまでにもたらす利益の合計です。顧客生涯価値とも呼びます。リピートのある商材では、初回の購入だけでなく、LTVから広告費の上限を考えます。
インプレッションImpression#
広告が表示された回数です。同じ人に3回表示されれば、3回と数えます。
リーチReach#
広告が届いた人の数です。同じ人に何回表示されても、1人と数えます。インプレッションと合わせて見ると、1人あたりに何回表示されたかが分かります。
フリークエンシーFrequency#
1人の人に、広告が平均で何回表示されたかを示す数字です。インプレッション ÷ リーチで計算します。高くなりすぎると、同じ広告に飽きられて反応が落ちていきます。
品質スコアQuality Score / ひんしつスコア#
Google広告で、キーワードごとに1から10で示される評価です。推定クリック率、広告の関連性、クリックした先のページの利便性の3つで決まります。高いほど、同じ入札額でも有利に表示されます。
直帰率Bounce Rate / ちょっきりつ#
ページを訪れた人のうち、何もせずに離れた人の割合です。GA4では、エンゲージメントのなかったセッションの割合として計算されます。
10 TERMS広告の種類
運用型広告うんようがたこうこく#
配信を始めたあとも、予算、入札、ターゲット、広告の内容を調整し続けられる広告の総称です。検索広告、SNS広告、ディスプレイ広告などが含まれます。枠を買い切る純広告と対比して使われます。
検索広告(リスティング広告)Search Ads / けんさくこうこく#
検索エンジンで検索された言葉に合わせて、検索結果に表示される広告です。いま探している人に届くため、成果につながりやすい反面、検索する人の数より多くは配信できません。
ディスプレイ広告Display Ads / ディスプレイこうこく#
ウェブサイトやアプリの広告枠に、画像や動画で表示される広告です。まだ検索していない人にも届けられるため、認知を広げる目的や、一度サイトに来た人への再アプローチに使われます。
SNS広告エスエヌエスこうこく#
Instagram、Facebook、X、LINE、TikTokなどのSNSに表示される広告です。年齢、地域、関心などで配信する相手を絞れます。投稿の間に自然に表示されるため、画像や動画の出来が成果を大きく左右します。
動画広告Video Ads / どうがこうこく#
YouTubeやSNSなどで配信される、動画の形式の広告です。最初の数秒で見続けてもらえるかが決まるため、冒頭のつくりが重要です。
ネイティブ広告Native Ads / ネイティブこうこく#
ニュースサイトなどの記事の一覧に、記事と同じ見た目で表示される広告です。広告であることの表記が必要です。読み物として興味を持ってもらい、記事形式のページへ案内する使い方が一般的です。
リターゲティングRetargeting#
一度サイトを訪れた人に、もう一度広告を表示する手法です。Google広告ではリマーケティングと呼びます。すでに関心のある人に届くため成果は出やすい一方、対象の人数には限りがあります。
P-MAXPerformance Max / ピーマックス#
Google広告のキャンペーンの種類のひとつです。1つのキャンペーンで、検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、マップなど、Googleの配信面全体に自動で配信します。手間が少ない反面、どこで成果が出たかは見えにくくなります。
アフィリエイト広告Affiliate / アフィリエイトこうこく#
成果が発生したときにだけ、紹介した媒体に報酬を支払う広告です。広告主と媒体の間を、ASPと呼ばれる事業者が仲介します。
純広告じゅんこうこく#
特定のサイトの広告枠を、期間や表示回数を決めて買い切る広告です。掲載される場所があらかじめ決まる一方、配信後の細かい調整はできません。
18 TERMS配信と入札
アカウント構成アカウントこうせい#
広告アカウントの中の、キャンペーン、広告グループ、広告の分け方のことです。分け方しだいで、予算の管理のしやすさと、自動入札の学習の進み方が変わります。
広告グループAd Group / こうこくグループ#
キャンペーンの下にある単位で、キーワードやターゲットと、広告をまとめたものです。Meta広告では、広告セットと呼びます。
日予算にちよさん#
1日に使う広告費の上限として設定する金額です。多くの媒体では、日によって設定額より多く使われることがありますが、一定の期間でならすと、設定額の範囲におさまるように調整されます。
入札Bidding / にゅうさつ#
広告を表示する権利を、オークションで競う仕組みです。入札額だけでなく、広告の品質も合わせて評価されるため、高い金額を入れた広告主が必ず勝つわけではありません。
自動入札Smart Bidding / じどうにゅうさつ#
目標に合わせて、媒体が入札額を自動で調整する仕組みです。目標CPAや目標ROASなどを指定します。成果のデータが十分にたまっていないと、うまく働きません。
学習期間Learning Phase / がくしゅうきかん#
配信を始めた直後や、大きな変更をしたあとに、媒体の自動最適化が安定するまでの期間です。この間は成果がぶれやすいため、頻繁に設定を変えないことが大切です。
類似オーディエンスLookalike Audience / るいじオーディエンス#
既存のお客様と、行動や特徴が似ている人を、媒体が探して作る配信の対象です。元にするお客様のデータの質と量で、精度が変わります。
プレースメントPlacement#
広告が表示される場所のことです。ディスプレイ広告ではサイトやアプリ、Meta広告ではフィード、ストーリーズ、リールなどを指します。
キーワードKeyword#
検索広告で、広告を表示するきっかけとして登録する言葉です。実際に検索された言葉(検索語句)とは別のもので、マッチタイプによって、どこまで広く反応するかが決まります。
マッチタイプMatch Type#
登録したキーワードに対して、どの範囲の検索まで広告を表示するかを決める設定です。完全一致、フレーズ一致、インテントマッチ(部分一致)の3種類があります。
除外キーワードNegative Keyword / じょがいキーワード#
広告を表示したくない検索の言葉を、あらかじめ登録しておく設定です。成果につながらない検索への配信を止めて、広告費のむだを減らします。
検索語句Search Term / けんさくごく#
利用者が、実際に検索窓に入力した言葉です。検索語句のレポートを見ると、どんな検索で広告が表示されたかが分かり、除外キーワードを見つける材料になります。
レスポンシブ検索広告Responsive Search Ads / レスポンシブけんさくこうこく#
複数の見出しと説明文を登録しておくと、媒体が組み合わせを自動で試して表示する検索広告の形式です。どの組み合わせでも意味が通るように書く必要があります。
地域ターゲティングGeo Targeting / ちいきターゲティング#
広告を表示する地域を指定することです。都道府県や市区町村、ある地点からの距離などで範囲を決めます。その地域にいる人だけに出すか、その地域に関心を示す人にも出すかを選べる媒体もあります。
商圏Trade Area / しょうけん#
お客様が来店したり、商品を届けたりできる地理的な範囲のことです。来店型の商売では移動のしやすさで、通販では配送できる範囲と送料で決まります。広告の配信地域を決めるときの土台になります。
9 TERMSクリエイティブとLP
クリエイティブCreative#
広告として表示される、画像、動画、文章などの制作物のことです。SNS広告やディスプレイ広告では、成果を左右する最も大きな要素になります。
LP(ランディングページ)Landing Page / エルピー#
広告をクリックした人が、最初に訪れるページです。広告運用の文脈では、注文や問い合わせをしてもらうことに目的を絞った、縦長の1枚のページを指すことが多いです。
LPOLanding Page Optimization / エルピーオー#
ランディングページを改善して、注文や問い合わせに至る割合を高める取り組みです。最初に見える部分、申し込みボタン、フォームの順に見直すのが一般的です。
CTACall To Action / シーティーエー#
「申し込む」「資料を請求する」など、読んだ人に次の行動をうながすボタンや文言です。何が起きるボタンなのかが、ひと目で分かることが大切です。
EFOEntry Form Optimization / イーエフオー#
入力フォームを改善して、途中でやめてしまう人を減らす取り組みです。入力する項目を減らす、エラーをその場で知らせる、といった方法があります。
ABテストA/B Test / エービーテスト#
2つの案を同時に配信して、どちらの成果がよいかを比べる方法です。一度に変えるのは1か所だけにして、差が偶然ではないと言えるだけのデータがたまってから判断します。
広告疲れAd Fatigue / こうこくづかれ#
同じ広告が同じ人に何度も表示されて、反応が落ちていく現象です。クリック率が下がり、フリークエンシーが上がってきたら、新しいクリエイティブに入れ替える合図です。
11 TERMS計測
コンバージョンConversion#
広告の成果として数える行動のことです。注文、問い合わせ、資料請求、来店予約など、何をコンバージョンにするかは広告主が決めます。CVと略します。
マイクロコンバージョンMicro Conversion#
最終の成果の手前にある行動を、中間の成果として計測するものです。フォームの表示や、カートへの追加などが使われます。最終の成果の件数が少なく、自動入札の学習が進まないときに役立ちます。
コンバージョンタグ#
成果が発生したことを広告媒体に知らせるために、サイトに設置する短いコードです。申し込み完了のページなどに入れます。設置の誤りは、成果の数え漏れや二重計上の原因になります。
GA4Google Analytics 4 / ジーエーフォー#
Googleが提供する、無料のアクセス解析ツールです。どこから来た人が、サイトの中でどう行動したかを記録します。広告の管理画面とは数え方が異なるため、数字は一致しません。
GoogleタグマネージャーGoogle Tag Manager / グーグルタグマネージャー#
計測用のタグを、サイトのコードを直接書き換えずに管理できる、Googleの無料ツールです。GTMと略します。どのタグがどの条件で動くかを、1か所で管理できます。
UTMパラメータUTM Parameters / ユーティーエムパラメータ#
リンク先のURLの末尾に付けて、どこから来た訪問かをGA4に伝える文字列です。参照元、メディア、キャンペーンの3つが基本です。表記が混ざると集計が分かれるため、名前の付け方を決めておきます。
自動タグ設定(GCLID)Auto-tagging / じどうタグせってい#
Google広告が、リンク先のURLにクリックごとの識別子(GCLID)を自動で付ける機能です。有効にしておくと、UTMパラメータを付けなくても、GA4でGoogle広告の成果を詳しく見られます。
アトリビューションAttribution#
成果に至るまでに触れた複数の広告に、貢献をどう割り振るかの考え方です。割り振りの方法によって、どの広告が評価されるかが変わります。
ラストクリックLast Click#
成果の直前にクリックされた広告に、貢献のすべてを割り当てる評価の方法です。分かりやすい反面、最初に商品を知るきっかけになった広告が、過小に評価されます。
Cookieクッキー#
サイトを訪れた人のブラウザに保存される、小さなデータです。広告の成果の計測や、リターゲティングに使われます。プライバシー保護のための制限が進んでおり、Cookieだけに頼る計測は、数え漏れが増えています。
コンバージョンAPIConversions API / コンバージョンエーピーアイ#
成果のデータを、ブラウザを通さずに、サーバーから広告媒体へ直接送る仕組みです。Cookieの制限による数え漏れを補う目的で使われます。Meta広告での呼び名で、他の媒体にも同様の仕組みがあります。
10 TERMS契約と体制
広告運用代行こうこくうんようだいこう#
広告アカウントの設計、配信の調整、レポートなどを、広告主に代わって行うサービスです。どこまでの作業が含まれるかは会社によって違うため、契約の前に範囲を確認します。
運用手数料うんようてすうりょう#
広告運用の代行に対して支払う費用です。広告費に一定の料率を掛ける形が広く使われています。ほかに、月額固定の形や、成果に応じて支払う形があります。
外掛けと内掛けそとがけとうちがけ#
料率型の手数料の、計算のしかたの違いです。外掛けは、広告費に手数料を上乗せして支払います。内掛けは、支払う総額の中に手数料が含まれます。同じ料率でも、実際に媒体で使われる広告費が変わります。
成果報酬型せいかほうしゅうがた#
成果が発生した件数や金額に応じて、報酬を支払う契約の形です。成果が出なければ費用が抑えられる一方、何を成果として数えるかを、契約の前に細かく決めておく必要があります。
インハウス運用インハウスうんよう#
広告の運用を、外に任せずに自社の担当者が行うことです。商品への理解の深さと判断の速さが強みで、担当者の確保と知識の引き継ぎが課題になります。
アカウントの所有権アカウントのしょゆうけん#
広告アカウントを、誰の名義で持つかということです。代行会社の名義の場合、契約を終えたときに、それまでの配信データを引き継げないことがあります。契約の前に確認しておきたい点です。
運用レポートうんようレポート#
広告の配信結果と、次に行うことをまとめた報告書です。数字の一覧だけでなく、何が分かって、次に何を変えるのかが書かれているかどうかが、よいレポートの目安です。
提案依頼書(RFP)Request For Proposal / ていあんいらいしょ#
発注する側が、依頼したい内容や条件を書いて依頼先に渡す書面です。目的、予算の範囲、期間、求める体制などをまとめておくと、複数の会社から同じ土俵で提案を受けられます。
秘密保持契約(NDA)Non-Disclosure Agreement / ひみつほじけいやく#
取引のなかで知った相手の情報を、外部に漏らさないことを約束する契約です。広告の代行では、売上や顧客に関する情報を渡す前に結んでおくのが一般的です。
4 TERMS法令と審査
広告審査こうこくしんさ#
広告が配信される前に、媒体が内容を確認する手続きです。各媒体が定める広告ポリシーに反すると、不承認になります。違反を繰り返すと、アカウントが停止されることがあります。
景品表示法けいひんひょうじほう#
商品やサービスを、実際よりも著しくよく見せる表示を禁じる法律です。品質についての優良誤認と、価格や条件についての有利誤認が代表的です。「No.1」などの表示には、客観的な根拠が求められます。
ステルスマーケティング規制ステルスマーケティングきせい#
広告であるのに、広告であることを隠す表示を禁じる決まりです。2023年10月から、景品表示法にもとづく規制の対象になりました。事業者が内容の決定に関わった表示には、広告であることの明示が必要です。
薬機法やっきほう#
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器などの広告の表現を規制する法律です。承認されていない効能や効果はうたえません。健康食品でも、病気の治療や予防をうたうと、規制の対象になります。
6 TERMSAI
生成AIGenerative AI / せいせいエーアイ#
文章、画像、動画、プログラムなどを、指示に応じて新しく作り出すAIです。広告の分野では、広告文や画像の案を出す場面、データを要約する場面などで使われています。
大規模言語モデル(LLM)Large Language Model / だいきぼげんごモデル#
大量の文章から言葉の使われ方を学習した、文章を扱うAIの土台となる技術です。質問への回答、要約、文章の作成、プログラムの作成などができます。
AIエージェントAI Agent / エーアイエージェント#
目的を与えると、必要な手順を自分で組み立て、ツールを使いながら作業を進めるAIです。質問に1回答えて終わる使い方とは違い、調べる、作る、確かめるといった複数の工程を続けて実行します。
プロンプトPrompt#
AIに与える指示の文章です。目的、前提となる情報、出力の形式、守ってほしい条件を具体的に書くほど、期待に近い結果が得られます。
ハルシネーションHallucination#
AIが、事実ではない内容を、もっともらしく出力してしまう現象です。広告では、誤った数字や根拠のない表現につながるため、公開の前に人が事実を確認する工程が欠かせません。
ヒューマン・イン・ザ・ループHuman in the Loop / ヒューマンインザループ#
AIに任せる工程の途中や最後に、人による確認と判断を組み込む考え方です。速さと量はAIが担い、事実の確認や、表現が適切かどうかの判断は人が担います。